年を取らない方法ってあるの?

2023年7月31日 院長ブログ

同級生の人に言われました。「伊藤君は若く見えるね、何か特殊なサプリとか飲んでるの?」 私は答えました「サプリは一切飲んでいないよ。ただ食事と運動には気を使っているんだよ」 (正直に言うと男性型脱毛症の飲み薬は飲んでいます 笑)

若さを保つ秘訣って何なのでしょうか。私に言わせれば、老化を招く事態を避け体を老化させないようにするのが、若さを保つ秘訣であると考えています。一旦老化した臓器を若返りさせることは、現在の医学ではまだ難しいのです。

高血圧、高脂血症、糖尿病、痛風、慢性腎臓病の疾患の放置は、血管の老化を早めます。その結果、脳卒中や心筋梗塞や認知症を招くことになります。そうなる前に治療を開始して、血管を若いままに保つことが、血管年齢を若く保つコツになります。

肥満についてはどうでしょうか? 肥満の度合いを表す指標として、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で表わされるBMIがあります。22はもっとも病気になりにくいBMIで、標準体重とか理想体重と呼ばれています。身長169cmで60kgの小生のBMIは60÷1.69÷1.69で21.0になりますが、温泉の大浴場の脱衣室では他の方々がメタボ体形で、自分が痩せすぎに見えてきます。自分と同じ体形の人がいて安心すると、それが小学生だったりします(笑)。成人になると皆さん遠慮なくメタボ体形に突入していくんだなぁと実感してしまいます。

人間の心には他の人と同じだと安心できる同調性バイアスが備わっているのですが、ゆえに小生は温泉場にいって自分の体を見ると、他の皆さんと違うので不安になってしまいます。

前置きが長くなりましたが、肥満のままでいると、体の老化を予防する若返り遺伝子が働かないために、ありのままに加齢してしまいます。私が若く見えるのは標準体重を守ろうと食事と適切な運動に気を使っていることが大きいのではと思っています。空腹は若返り遺伝子を活性化させます。それがシミやシワの予防になると思います。

このような事になるといいなぁと思い、若いころから体重の適正化に気を使ってきたのですが、66歳になる現在、友人にうれしいことを言われ、頑張ってきてよかったなぁと思っています。実はいつまでも若々しく行動的でいたいので、今後も適切な食生活と運動習慣を続けていくつもりです。自分の体をつかった大いなる実験です。