よい年をお迎えくださいの由来

2025年12月22日 コラム

年の瀬も迫ってまいりましたが、皆さまつつがなくお過ごしでしょうか。年末になると「良い年をお迎えください」と挨拶を交わすことが多いのですが、なぜそのような挨拶をするのか、由来について調べてみました。

①     年は「迎えるもの」という感覚があるから

日本では古くから、新年は自然に来るものではなく、「迎えるもの」という考え方がありました。正月は特別な年神様(としがみさま)という神様を家に迎えるそのため家を清め、準備を整えるときであり、「迎える」という動詞が使われるのは、新年=来訪する存在 という感覚が背景にあるそうです。

②     正月は一年の「始まり」であり「運命を左右する時」

昔の日本では、正月の過ごし方で一年の運勢が決まる、年の初めはとても大切、無事に新年を迎えられること自体が祝福と考えられていました。そのため年末の挨拶は、「来年が良い年になりますように」「無事に新年を迎えられますように」という 祈り・願い の意味が込められいるそうです。

③ 別れの挨拶ではなく「次に会う時」への言葉

「良いお年を」は「さようなら」ではなく「また来年、元気に会いましょう」という 未来志向の挨拶 で、年末という「一度区切りをつける時」に、来年も関係が続くことを前提にした言葉として使われているそうです。

④ なぜ「お迎えください」と丁寧に言うのか

「良いお年を迎える」には、準備をする、心構えを整える、無事を祈るという意味が含まれます。そこに「お」を付けることで、相手の一年を敬い、祝福するという 日本語らしい丁寧さ が表現されています。

単なる決まり文句ではなく、「あなたの来年が穏やかでありますように」という気持ちが込められた、日本らしい言葉なんですね。

改めまして皆さま、どうか良い年をお迎えください。