禁煙外来の再開のご案内 - 院長ブログ

2026年2月07日医療について

長らく禁煙治療薬の供給停止のために中断していた保険診療を用いた禁煙外来ですが、2026年2月より再開しますのでご案内いたします。

※ 現在のところ1日3名までに限らせていただいております。お電話でご予約をしてお越しいただきますようお願いします。

喫煙は、心筋梗塞・脳卒中などの動脈硬化性疾患の大きな原因であるだけでなく、がんの約3分の1は喫煙が原因ともいわれています。一方で、喫煙者の多くはニコチン依存症の状態にあり、自分の意志だけで禁煙することは容易ではありません。そこで以下の条件を満たす場合、健康保険を使用して禁煙治療を受けることができます。

1.    ニコチン依存テストが10点満点中 5点以上
2.    喫煙指数(1日の本数 × 喫煙年数)が200以上(電子タバコにも適応)
3.    1か月以内に禁煙を始めたいと考えている
4.    医師から受けた禁煙治療の説明に同意

★禁煙治療のスケジュール(全12週間)
禁煙治療は、2週間ごとの診察で進めます。

  ● 初回診察(禁煙開始)
  ●    2週後:再診①
  ●    4週後:再診②
  ●    8週後:再診③
  ●   12週後:再診④(治療終了)

★お薬について
禁煙に伴い、イライラ・落ち着かない・集中しにくいなどのニコチン離脱症状が出ることがあります。これらの症状を和らげるため、禁煙補助薬を使用します。この薬を使うことで、

  ●    タバコを吸わなくてもイライラしにくくなる
  ●    タバコを吸っても「おいしい」と感じにくくなる

といった効果が期待できます。

★こんなにある、禁煙のメリット
「長年吸ってきたから、今さら禁煙しても意味がない」「肺はもう真っ黒だろうし、無駄では?」のように思っていませんか? 実はそれは大きな誤解です。禁煙は、始めてから短期間のうちに効果を実感できる、前向きで価値のある取り組みです。

★禁煙による体の変化(比較的早く現れます)

  ●    肺の機能は、禁煙開始から
     2週間~3か月で回復がみられます
  ●    咳・痰・息切れは
     1~9か月で改善
  ●    血圧や血液の流れも改善し、
     心臓や脳への負担が軽くなります

★禁煙を続けることで、
さまざまな病気のリスクは 吸わない人に近づいていきます。

★ 禁煙に「遅すぎる」ということはありません。
禁煙を続けると、病気のリスクはこう変わります (American Cancer Society資料を参考に作成)

  ●  20分後
     血圧・脈拍が下がる
  ●    数日~数週間
     血液中の酸素量が正常に近づく
  ●    数か月
     咳・息切れが改善、肺機能が向上
  ●    1年後
     心筋梗塞などの心臓病のリスクが 約半減
  ●    5~10年後
     脳卒中のリスクが非喫煙者と同程度に
  ●    10年後
     肺がんの死亡率が 約半分に低下
     口腔がん・咽頭がん・膀胱がんなどのリスクも低下

★禁煙すると、生活の中にもこんな良い変化が!

  ●    食べ物を おいしく感じる ようになる
  ●    息切れせず 階段を上れる
  ●    髪や服に タバコの臭いがつかなくなる
  ●    家族や友人に 喜ばれる
  ●    火の不始末を 心配しなくてよくなる
  ●    タバコ代がいらなくなり、お金が貯まる

禁煙は、健康・生活・家族・お金。すべてに良い影響をもたらします。無理なく続けられる禁煙をサポートしますので、健康保険を利用した禁煙治療をぜひ開始しましょう。

※名古屋市禁煙外来治療費助成事業を利用されますと、計5回の治療完了を条件に自己負担額の2分の1(上限1万円)の助成を受けることができます。 詳しくはこのサイトをご覧ください