



9月の連休を利用して、八ヶ岳の主峰・赤岳に登ってきました。
本格的な登山は、20代の頃に立山と剣岳に登って以来、約40年ぶりです。
1日目は朝8時に美濃戸口を出発しました。同行者から「体力の7割を下りのために残し、登りでは3割の力で登るように」とのアドバイスを受け、そのおかげでペースを保って登ることができました。
赤岳鉱泉小屋や行者小屋で小休憩を挟みながら、北沢から地蔵尾根ルートを通り、赤岳展望荘に到着。1泊しました。台風が近づいていたものの、幸い小雨程度で夕方には天気が回復し、富士山が雲海の上に顔を出していました。地蔵尾根では階段や鎖場もあり、少しハードでしたが「赤岳に来たなぁ」という実感を楽しみながら登ることができました。
2日目は朝6時半に赤岳展望荘を出発。最後の200mはガレ場(転がりやすい石が多い場所)を登り、赤岳山頂に到達しました。山頂はこじんまりとしていましたが、北アルプスや乗鞍岳、御岳、南アルプス、そして富士山まで一望でき、とても感動しました。その後、文三郎尾根を通って下山しました。
登山中、疲れを最小限に抑えるためには、登りではハムストリングと大臀筋を使うことが重要だと実感しました。これらは太ももの裏側にある筋肉で、ロードバイクを漕ぐ際に使う筋肉と同じです。大きな力は出せませんが、持久力があり、長時間の運動でも疲れにくいという特長があります。
これまで登りでは、太ももの表側にある大腿四頭筋を使うと思っていましたが、この筋肉は疲れやすいため、ハムストリングや大臀筋を意識して使うことがポイントです。今回の登山で、そのコツをつかむことができました。
一方、下りでは大腿四頭筋の出番です。足を前に踏み出して下の岩を捉えるとき、残っている足の大腿四頭筋を使ってしっかり着地することが大切です。
名古屋に戻ってからは、大腿四頭筋の筋肉痛でしばらく歩くのが辛かったですが、このような筋肉痛は、筋肉の成長にとって良い兆候です。しっかり鍛えられた証拠ですね。
別の方がまとめたルートの詳細です