暖かい季節になると、外出の機会が増え、紫外線の影響を受けやすくなります。紫外線は日焼けやしみ・そばかすの原因になるだけでなく、皮膚の老化や皮膚がんのリスクも高めます。日焼け止めを正しく使うことで、肌をしっかり守ることができます。ここでは、効果的な使い方のポイントをご紹介します。
1. SPFとPAの意味を理解する
● SPF(Sun Protection Factor):主にUVB(肌を赤くする紫外線)を防ぐ効果を表します。数字が大きいほど効果が長時間持続します。
● PA:UVA(肌の奥まで届き、しわやたるみの原因になる紫外線)を防ぐ効果を「+」の数で示します。PA+++以上がおすすめです。
2. 適量をむらなく塗る
日焼け止めは、少なすぎると十分な効果が得られません。顔にはパール粒2個分程度を目安にし、丁寧に均一にのばしましょう。塗り忘れがちな耳、首の後ろ、鼻の下やフェイスラインにも忘れずに。
3. 外出前に塗り、こまめに塗り直す
日焼け止めは肌に馴染むまでに時間がかかるため、外出の15?30分前には塗るのが理想です。また、汗や摩擦で落ちやすいため、2?3時間ごとの塗り直しが効果的です。屋外での活動や汗をかいた後には特に注意が必要です。
4. シーンに応じて使い分ける
● 通勤や買い物程度であれば、SPF30・PA++程度の日常用で十分です。
● レジャーやスポーツなど長時間の屋外活動には、**SPF50・PA++++**の高機能タイプを使いましょう。
● 肌へのやさしさを重視したい方には、敏感肌用やノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)タイプがおすすめです。
5. 落とすときは丁寧に
ウォータープルーフタイプや高SPFの日焼け止めは、石けんだけでは落ちにくいことがあります。専用のクレンジング剤を使うか、ダブル洗顔で肌に負担をかけずに落としましょう。
日焼け止めをうまく活用することで、季節を問わず肌を紫外線から守ることができます。ご自身の生活スタイルに合った製品を選び、正しい使い方を心がけてください。
日焼け止めの効果的な使い方 ー肌を紫外線から守るためにー - 院長ブログ
2025年6月24日医療について