熱中症に十分気を付けましょう - 院長ブログ

2022年6月30日医療について

ことしは記録的な早さで梅雨が明けました。梅雨明け直後は身体がまだ暑さに慣れておらず、急に訪れた暑さに過剰に反応してしまいます。例えば極端に汗をかいたり、体温を下げるために体表の血管が過剰に開いたりして、塩分の喪失や急激な血圧低下を招いてしまいます。そのため熱中症は梅雨明け直後に起きやすいのです。

特に高齢者は若い人に比べて喉の渇きを感じにくく、水分補給の必要性に気が付きにくいため、意識して積極的に水分を取る必要があります。ちなみに筋肉は水分を貯留しておく役目をしていますが、高齢者では筋肉量が少ないことも熱中症になりやすい原因となります。

小さなお子さんも大人に比べて新陳代謝が活発で水分を消費しやすいので熱中症を起こしやすいです。また喉が渇いたと言えなかったり、物事に夢中になっているうちに水分摂取を忘れてしまったりすることも一因となり、大人が気を付けてあげなくてはいけません。

対策として大切なのは、熱中症をおこしかねない環境に身をさらすときは、脱水を感じる前に早め早めに水分補給をこまめに繰り返すことです。おすすめなのは適切に塩分と糖分が配合されて吸収が早いOS1などの経口補液製剤です。また汗をかいたらすぐ乾燥するような服装も大切です。汗が乾燥するときに体温が下がるからです。上着はあえてぶかぶかで風通しの良いものを選んだり、パンツも太ももの部分がぶかぶかのサイズの半ズボンをはいたりするのが、見た目は悪いかもしれませんが、熱中症予防には有用だと思います。ただし日焼け止めも適切にお使いください。