新型コロナ感染対策の基本(2) - 院長ブログ

2022年4月05日医療について

新型コロナワクチン接種や特殊な防具着用以外で、皆様にもできる新型コロナ感染対策の後半をお伝えします。

1.外出先での不織布マスクの着用

マスク着用で大切なことは、上部に縫い込まれている針金を利用して、その部分を鼻の形に添わせるように曲げて顔面とマスクの隙間をできるだけなくすことと、マスクの下側を伸ばしてあごの下までおおう事です。

2.消毒していない手指で鼻や目をこすらない

コロナウイルスの体内への侵入経路は、汚染された空気を吸ったことでおきる飛沫核感染だけではありません。もう一つ、汚染された手指で鼻や目をこすったときにおきる接触感染があります。これを防ぐために手指の消毒が大切なのです。

3.手指の正しい消毒

施設の出入り口に設置されているスプレー式アルコール消毒は、正しく使用すれば非常に有効です。スプレーした消毒液が乾燥するまで手のひらや指に擦り込むことが大切です。多すぎますとなかなか乾燥しませんので、適量を手のひらにスプレーすることが大切です。施設に入るときも大切ですが、施設を出るときにも消毒するようにしてください。

4.手指を乾燥させる

コロナウイルスは鼻水や唾液の中では長時間生きていますが、乾燥させればほぼ死滅します。外出先などで消毒液がなく困った場合は、手のひらを日光にさらして表面をしっかりと乾燥させましょう。

5.体内に入るウイルス量を減らす

以上ウイルスの侵入を防ぐための工夫を述べました。当たり前のことばかりだったかもしれませんが、理論的背景を知ることにより、一助になればと思います。すこしでも体内に入るウイルスの量を減らすことができれば、感染しても無症状であったり軽症で済みます。完璧を目指すことは難しいかもしれませんが、対策をこころがけ新型コロナにかからないように頑張ってまいりましょう。