10月15日より、65歳以上の方を対象に、新型コロナウイルスとインフルエンザのワクチン接種が公費補助で受けられるようになりました。
新型コロナに関する話題は少しずつメディアから減ってきています。そのため、ワクチンの必要性も皆さまの心の中には薄れつつあるかもしれません。しかし、実際には、毎年多くの方が新型コロナで亡くなっています。
若い世代や子供たちは外出が多く、何度も感染することで免疫力が比較的高く保たれています。一方、65歳以上の高齢者は、外出の機会が少ないことから、新型コロナへの免疫を持つ人の割合が低いことが、献血データの分析などから分かっています。このため、65歳以上の方には、ワクチン接種を通じて免疫力を高めていただきたいと考えています。
例えば、日本では1年間に約150万人が亡くなっていますが、そのうち約32,000人は新型コロナが原因です。新型コロナによる死亡者数は、がん、心疾患などの主要な死因に続き、8位に位置しています。ワクチンは感染しても重症化や死亡のリスクを軽減する効果が期待できるため、ぜひ接種をご検討ください。
新型コロナウイルスは変異しやすいため、たとえ最近感染した方でも新しい変異株に再感染する可能性があります。どうぞ油断せず、ワクチン接種をお考えください。
費用について
名古屋市に住民票がある65歳以上の方は、新型コロナワクチンが3,200円、インフルエンザワクチンが1,500円で接種可能です。2種類のワクチンを同時に接種することも可能です。
高齢者を対象とする名古屋市の新型コロナワクチン接種事業のご案内です。
高齢者向け新型コロナワクチン接種について - 院長ブログ
2024年10月05日医療について