「大きないびきをかいているよ」「寝ている時に呼吸が止まっているよ」と、ご家族から指摘されたことはありませんか?
いびきは睡眠中に空気の通り道が狭くなることで生じますが、それが度々完全に塞がってしまう状態が睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。
◆ 放置すると怖い、全身への影響
「ただ寝不足になるだけでは?」と思われるかもしれませんが、SASの恐ろしさは就寝中の低酸素状態にあります。体が十分な休息をとれないだけでなく、高血圧、心臓病(不整脈や狭心症)、脳卒中といった命に関わる病気のリスクを大きく高めることがわかっています。
また、日中の強い眠気は、思わぬ交通事故や労働災害の原因にもなりかねません。
◆ 当てはまる症状はありませんか?
SASは肥満体型の方に多いイメージがありますが、顎が小さい方や首の短い方など、日本人は痩せ型であっても骨格的に気道が塞がりやすい方が少なくありません。以下のような症状がある方は注意が必要です。
・家族から「いびきが大きい」「呼吸が止まっている」と指摘される
・ぐっすり眠ったはずなのに、朝起きた時に頭が重い、疲れが取れていない
・日中に我慢できないほどの強い眠気に襲われる
・夜中に何度もトイレに起きる
◆ 検査と治療はとてもシンプルです
「検査入院が必要なのでは?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、当院ではまずご自宅で簡単にできる検査(簡易睡眠検査)からスタートできます。機械を装着して寝るだけで、睡眠中の呼吸の状態がわかります。
検査結果に基づき、一定の基準を満たし医師が必要と判断した場合は、マスクから気道に空気を送り込む「CPAP(シーパップ)療法」など、日常生活に負担の少ない治療法が確立されており、健康保険(保険診療)の適応となります。毎月1回の定期通院(3割負担の方で診察・管理費合わせて月額5,000円前後)で治療を継続いただけますので、どうぞ安心してご相談ください。
いびきや眠気は「体質だから」と見過ごされがちですが、適切な治療を行うことで快適な睡眠と健康な体を取り戻すことができます。
◆ 受診のご案内(ご予約なしでのご来院も可能です)
当院では、インターネットでの初診予約を受け付けております。ホームページ上にある [インターネット初診予約] のボタンをタップ(クリック)していただくだけで、いつでも簡単に予約がお取りいただけます。
また、事前の予約なしで直接ご来院いただくことも可能です。「最近いびきがひどくて心配になった」「日中の眠気が気になる」という方は、どうぞ診察時間内にいつでもお気軽にお越しください。
写真はCPAPに使用する機器です。左側の白い機器が本体で20cm×15cm×8cmほどで重量も1kg弱となっています。右側は鼻に装着する小さなマスクで、グレー色のバンドを使用して鼻に装着します。
その「いびき」ただの寝息ではありません ー睡眠時無呼吸症候群(SAS)に ご注意をー - 院長ブログ
2026年5月21日医療について