症例 TW 65歳 女性

既往症 平成6年 高血圧・高脂血症, 平成8年 糖尿病
家族歴 特記事項認めず
現病歴 上記疾患にて平成6年より当院外来でフォローを開始した.当初より著明な肥満を認め(151cm,78kg,BMI34.2),HbA1cもときどき測定しながらのフォローであった.ちなみに体重とHbA1cは次のような経年変化を示していた

8年11/30 9年12/11 11年8/4 13年3/22 14年1/23 15年3/7 16年1/9
体重 (kg) 78 75 79.3 80.5 81.3 81.0 77.6
HbA1c (%) 6.7 6.0 5.6 6.4 6.8 6.8 12.9

またOGTTを初期に2回ほど行ったが,いずれも2時間血糖は200未満であった

30分 60分 120分
9年1月9日 血糖 115 162 189 188
インスリン 13.1 55.0 51.9 84.8
11年8月4日 血糖 117 149 185 164
インスリン 11.3 30.6 57.9
ここまでの薬物療法は,レニベース(5) 1錠,リピトール(10) 1錠のみであった.

平成16年1月,それまで7.0%未満であったHbA1cが突然12.9%と言う高値を示し同時に体重も減少した.このときがこの方にとって初めて糖尿病の診断基準を満たした時期であった.尿中ケトン体(−),抗GAD抗体陰性のため,U型糖尿病の顕性化を考えメトフォルミン3錠/日を開始,2月19日に栄養指導を行い追跡を続けた.その前後の体重とHbA1cの推移を示す   


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