戻る

はざま医院かわら版   
平成
1110月6日

 今年は10月になっても30℃をこえる日があり,名古屋気象台観測史上もっとも遅い夏日の記録を更新したそうです.しかし徐々に涼しくなり,今年もやがて冬を迎えようとしています.そこで気になるのは冬の風邪,インフルエンザです.今回はインフルエンザの予防接種についてお話いたします.

インフルエンザはなぜ怖い

 日本では毎年何人くらいの方がインフルエンザにかかっているのでしょうか.全国の代表的医療機関を受診しインフルエンザと診断される患者さんは年間およそ100万人弱と報告されています.その数にその他の医療機関を受診する患者さんの割合を掛けて,おおよそ1000万人がかかっていると考えられています.日本の総人口が1億三千万人ですから,少し多すぎるようにも思われますが,新種のインフルエンザが出現した場合には,人口の25%3250万人がかかると言われており,それからすればさほど無理な数字ではないように思われます.
 これらの患者さんから毎年数千人の死者が出ていると考えられています.その多くが60歳以上の高齢の方です.冬になると新聞紙上に取り上げられたりしているのを,目にされた方もおみえかと思います.インフルエンザが原因とは不明のまま,肺炎とか心不全と診断されていることも多いと言われています.しかしインフルエンザが原因と診断できないことも半ば無理のないことで,高齢者の場合インフルエンザの特徴である高熱や風邪症状が出ずに,ただ食欲がない,微熱があるくらいの症状しかみられない事が多いからです.その後肺炎になって入院,そのまま亡くなるという経過が多いようです. 

インフルエンザの予防は可能か

 インフルエンザの予防には抗ウィルス剤を内服する方法と,ワクチン(予防接種)による方法があります.本邦では後者が主に行われています.ワクチンとはその年に流行すると予測される株のインフルエンザウィルスを処理し無毒化したもので,約1ヶ月間隔で2回接種します.これによってインフルエンザにかかる前に抗体を作っておくことができます.血液中に抗体があると,いざインフルエンザウィルスが体内に侵入してきても,たちどころに抗体が取り囲んでやっつけてくれます.ただし効果がよいのはやはり若い方で,高齢の方は打ってもインフルエンザにかかることがあります.しかしワクチンを打っておくと,肺炎になったりする重症化は高い確率で予防できます.

ワクチンの接種時期と費用

6ヶ月以上12歳までのお子様は,10月から12月までの間に,1ヶ月間隔で2回接種することによって抗体を上昇させ,12月下旬から訪れるインフルエンザ流行シーズンに備えることができます.13歳以上の方は,過去に何回かインフルエンザに罹患しているため,1回で抗体の上昇が期待できます.費用は下記の表をご参考にしてください当院では10月下旬からご用意いたしますので,ご希望の方は受付までお申し出ください.

1回目 2回目
13歳以上 4200円 なし
0-12歳 3150円 1050円

患者さま来院時間帯,曜日調査のご報告

 いつもお待たせして,申し訳ございません.当院では9月に患者さま来院時間帯の調査を行いました.その結果は9時台が一番多く,他の時間帯にいらっしゃる方の2倍くらいの方が来院してみえました.以下17:30-18:30台,16:30-17:30台の順でした.空いている時間帯は午前中の10時以降の時間帯です.次に込み合う曜日については予想通りと言うか土曜,金曜,月曜の順でした.ちなみに雨天は空いております.ご参考になればと思いお知らせいたしました.