EBM愛知過去歴

 EBM愛知とは,自治医大の地域医療学教室出身の先生方が,EBM学習のため1996年より自主的に立ち上げられた勉強会です.愛知県臨床疫学研究会とも言います.こちらの方が正式名称のようです.毎月1回夜9時から2時間,愛知県,岐阜県,北海道など日本各地に赴任し地域の診療所でプライマリーケアーに従事している自治医大の医師が,各診療所をNTTのISDN回線を用いてテレビ会議方式で中継し検討会を行います.テレビ会議システムのお蔭で同室に会して検討会を行っている効果があります

 自治医大の出身者のみのCLOSEDな会ではなく,参加希望者はどたなたでもOPENに参加できます.私も名古屋市立大学出身ですが,この勉強会に便乗してEBMの勉強をさせていただている訳です.参加希望の方はどうぞご遠慮なく私までご連絡ください.特にEBM初心者は大歓迎です info@hazamaiin.com

勉強会の過去歴を作成しましたが,6年もの前にさかのぼって作成しているため,資料が整わず不明になっている部分が多く恐縮です.順次さかのぼって整えていく予定です


1999年

6月28日(月) 失神(器質的疾患を除外した)の診断(1)
  −私がEBM愛知に参加させていただいた記念すべき第一回目です−
7月26日(月) 失神(器質的疾患を除外した)の診断(2)
8月23日(月) 小児検診で見つかった無症候性蛋白尿(1)
9月27日(月) 小児検診で見つかった無症候性蛋白尿(2)
10月25日(月) 褐色細胞腫の診断
11月29日(月) 中心静脈カテーテルの交換時期
12月20日(月) 虫垂炎の診断

2000年

1月 抗インフルエンザ治療薬の効果(2)
2月 抗インフルエンザ治療薬の効果(1)
3月 小児髄膜炎の診断
4月 小児髄膜炎の診断
5月 うつ病の診断
6月26日(月) うつ病の診断
7月17日(月) 高齢者うつ病のSSRI
8月28日(月) 小児気管支喘息の治療(1)
9月25日(月) 小児気管支喘息の治療(2)
10月 認知症の治療薬ドネペジルの有用性
11月27日(月)
12月18日(月)

2001年

1月22日(月) 慢性閉塞性肺疾患と気管支喘息の鑑別診断
2月 休会(第4回EBMワークショップin九州のため)
3月19日(月) 小児インフルエンザと抗生物質投与について(1)
4月16日(月) 小児インフルエンザと抗生物質投与について(2)
5月14日(月) 小児頭部打撲症とHCTの実施について(1)
6月18日(月) 小児頭部打撲症とHCTの実施について(2)
7月16日(月) 異型狭心症にカルシウム拮抗剤はいつまで必要なんだ!?(1)
8月27日(月) 異型狭心症にカルシウム拮抗剤はいつまで必要なんだ!?(2)
9月17日(月) 異型狭心症にカルシウム拮抗剤はいつまで必要なんだ!?(3)
10月29日(月) 片頭痛治療薬スマトリプタンとゾルミトリプタンの比較(1)
11月26日(月) 片頭痛治療薬スマトリプタンとゾルミトリプタンの比較(2)
12月 休会

2002年

1月28日(月) 昨年インフルエンザワクチンを接種した小児へは,今年の接種は1回で
良いのか(1)
2月25日(月) 昨年インフルエンザワクチンを接種した小児へは,今年の接種は1回で
良いのか(2)
3月25日(月) 小児用連金感染症の診断(1)
4月22日(月) 小児溶連菌感染症の診断(2)
5月
6月24日(月)
7月22日(月)
8月
9月
10月7日(月)
11月11日(月)
12月9日(月)

2003年

1月20日(月)
2月24日(月)
3月
4月14日(月)
5月26日(月)
6月23日(月) 小児脂肪肝への対応(1
7月28日(月) 小児脂肪肝への対応(2)
8月25日(月) 小児脂肪肝への対応(3)
9月25日(木)
10月27日(月)
11月27日(木)
12月15日(月)

2004年

1月26日(月)
2月17日(火)
3月23日(火)
4月20日(火) マイコプラズマ感染症診断ツール「イムノカード」の有用性
5月18日(火)
6月15日(火)
7月13日(火)
8月17日(火)
9月21日(火)
10月19日(火)
11月16日(火)
12月14日(火)

2005年

日時 疑問 結果
1月18日(火)
2月15日(火)
3月22日(火)
4月19日(火) RCTの論文をいかに読むか Journal clubを行う.テーマはRCTの論文をいかに読むか.扱った論文は
1.A randomized trial of Low-dose aspirin in the primary prevention of cardiovascular disesse in women. NEJM 2005;352:1293-304
5月19日(木)
6月23日(木) ケースコントロール研究をいかに読むか Jouran clubを行う.テーマはケースコントロール研究を読む.扱った論文は
1.The Risk for Myocardial Infarction with Cyclooxygenase-2 Inhibitors:A Population Study of Elderly Adults.Ann Intern Med. 2005;142:481-489.
2.Patients Exposed to Rofecoxib and Celecoxib Have Different Odds of Nonfatal Myocardial Infarction.Ann Intern Med. 2005;142:157-164.
7月19日(火) コホート研究をいかに読むか Journal clubを行う.テーマはコホート研究の論文をいかに読むか.扱った論文は
1.Coffee consumption and risk for type 2 diabetes mellitus. Ann INtern Med.2004;140:1-8
2.Coffee consumption and risk of type 2 diabetes mellitus among middele-aged Finnish men and women.
8月24日(火) 診断の論文をいかに読むか Journal clubを行う.テーマは診断の論文をいかに読むか.扱った論文は
1.A self-administered screener for migraine in primay care. Nuerology 2..3;61:375-82
2.A three item screening insturment had moderate sensitivity and specificity for detecting migraine headaches.
Eviddence Based Med.2004;9:56. (論文1を要約した2次媒体,主にこちらを通読)結果は→こちら
9月27日(火) ASCOT-BPLA研究を読む
10月25日(火) PROactive研究を読む
11月29日(火) DECODE研究を読む
12月27日(月) βブロッカーは高血圧治療の第一選択薬として相応しいか Journal clubを行う.テーマはβブロッカーは高血圧治療の第一選択薬として相応しいか
1.Are beta-blockers efficacious as first-line therapy for hypertension in the elderly? A systematic review.JAMA. 1998 Jun 17;279(23):1903-7.
2.Should beta blockers remain first choice in the treatment of primary hypertension? A meta-analysis.Lancet. 2005 Oct 29-Nov 4;366(9496):1545-53.

2006年

日時 疑問 論文 結果
1月24日 成人のカゼ予防にうがいはどのように有効なのか Great Cold Investigators-I.Prevention of upper respiratory tract infections by gargling a randomized trial. Am J Prev Med. 2005 Nov;29(4):302-7. Satomura K, et al; 水道水による一日3回以上のうがいは,成人においてはカゼの予防に有効である.NNTは11(1ヶ月)
2月20日 帯状疱疹は癌のindicatorになるか Is herpes zoster a marker for occult or subsequent malignancy? Frank Buntinx et al. British Journal of General Practice 2005; 55: 102-107. 帯状疱疹に罹患した65歳以上に女性では癌がみつかる危険率が2.65倍(95CI 1.43〜4.90)に増える.ほかの群,たとえば男性などではそのような傾向はみられなかった.帯状疱疹の高齢女性を診たら,「毎年検診をうけてくださいね」くらいに結ぶが良いのかも知れない
3月28日 大腿頚部骨折を予防するためのプロテクターはどのように有効なのだろうか Effectiveness of hip protectors for preventing hip fractures in elderly people: systematic review. BMJ 2006;332;571-574. Martyn J Parker
4月24日 肺炎球菌ワクチンはどのように有効なのか Pneumococcal vaccination does not prevent pneumonia or death in adults. ACP Journal Club 2004 No1,141,p 16
5月22日 急性腰痛症の予後 Acute low back pain: systematic review of its prognosis. Liset H M Pengel, Robert D Herbert, Chris G Maher, Kathryn M Refshauge. BMJ 2003;327;323-327
6月19日 成人NAFLDの予後 Age, impaired fasting glucose, and cirrhosis predicted mortality at mean 7.6 years for nonalcoholic fatty liver disease. ACP Journal Club 2006 No1,144, p 22
7月19日 内服治療薬の服薬遵守と死亡率の関係について A meta-analysis of the association between adherence to drug therapy and mortality.BMJ. 2006 Jul 1;333(7557):15. プラセボーですら服薬遵守群(定義:complianceが70〜90%)は服薬不良群にくらべて死亡率のORが0.56(0.43〜0.74).薬をきちんと飲む人と飲まない人の差が現れている.一方Harmful drug therapyについては,きちんと飲んでいない人のほうが死亡率が低い(fig3).有害な薬剤は健康な人に可也の害を与えているということも分かる
8月21日 心房細動を持ったLow-riskな人への低容量アスピリンによる脳卒中の予防−日本人での研究− Low-Dose aspirin for prevention of stroke in Los-Risk patients with atrial fibrillation. Japan atrial fibrillation stroke trial. Stroke. 2006;37:447-451 150-200mg/日の低容量アスピリンは,low-risk(年齢65歳以下な人の脳卒中の予防にはならなかった(むしろアスピリン群で脳卒中が増えた.さらにmajor bleedingが増えてしまった)
9月26日 厳密な減塩は高血圧の人の血圧をどれほど下げるのか Effects on blood pressure of reduced dietary sodium and the Dietary Approaches to Stop Hypertension (DASH) diet. DASH-Sodium Collaborative Research Group. 
NEngl J Med. 2001 Jan 4;344(1):3-10
普通の米国の食事に減塩を追加すると,収縮期血圧が下記のように下がる
 8.7g/日から5.8g/日に減量⇒−2.1mmHg
 5.8g/日から2.9g/日に減量⇒−4.6mmHg
実際に塩分2.9g/日ということが実行できるだろうか?DASH食を摂るように指導することが,減塩以上に大切.ところが普通の日本食は既にDASH食に近い栄養バランスになっている.とすると矢張り徹底した減塩指導も重要になろう
10月23日 MEGA studyについて読む Primary prevention of cardiovascular disease with pravastatin in Japan (MEGA Study): a prospective randomised controlled trial. Lancet.2006;368(9542):1155-63 (発熱して参加できず)
11月20日 脳卒中発症後3時間以内にtPAを使用した場合の効果と害 ATLANTIS Trial. Results for patients within 3 hours of stroke onset. Stroke. 2002;33:493-496

2007年